


(1)住宅などに使用されている建材や家具、日用品などから様々な化学物質が発散。
(2)住宅の気密性が高くなった。
(3)ライフスタイルが変化し、換気が不足しがち。
● 建材や家具、日用品などから発散する化学物質を減らす。
● 換気設備をつけて室内の空気をきれいにする。
シックハウス対策に気をつけた住まい方。 計画的な機械換気で快適な室内環境に。 自然素材や調湿効果のある内装材で対策を。 結露を防止してカビ、ダニ対策を。
1993年に建築基準法が改正されて、シックハウス対策の為の規制が導入されています。
●対策 I
内部仕上げの制限
内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを発散する建材には面積制限をします。
●対策 II
換気設備設置の義務付け
ホルムアルデヒドを発散する建材を使用しない場合でも、家具からの発散があるため、原則として全ての建築物に機械換気設備が義務付けられています。
●対策 III
天井裏などの制限
天井裏、床下、壁内、収納スペースなどから居室へのホルムアルデヒドの流入を防ぐ為、次の(1)〜(3)のいずれかの措置が必要になります。
(1)建材による措置
天井裏などに第1種、第2種のホルムアルデヒド発散建築材料を使用しない(F☆☆☆以上とする)。
(2)気密層、通気止めによる措置
気密層又は通気止めを設けて天井裏などと居室とを区画する。
(3)換気設備による措置
換気設備を居室に加えて天井裏なども換気出来るものとする。
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■ 有機リン系のしろあり駆除剤「クロルピリホス」は、居室を有する建築物への使用を禁止します。
※1 ダニアレルゲン
家の中にたくさんいる「チリダニ」とその糞や死骸などの総称。喘息などの主なアレルギー症状の原因になる。チリダニが住めるところであればダニアレルゲンはどこにでもある。
※2 ホルムアルデヒド
シックハウスの原因とされる、特異な臭気があり粘膜を刺激する建築材料。最近の住宅は、気密性・断熱性が向上し、ホルムアルデヒトを含んだ建築材料を多く使用するようになったために、人体への影響が問題視されるようになった。
※3 クロルピリホス
ホルムアルデヒドとならび、シックハウスの原因とされる科学物質。もともと、白アリ駆除などを目的とした有機リン系殺虫剤として広く使われていた。